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デジタル給与について

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こんにちは!

ママ社労士のままてぃーです。

今朝のニュースを見ていたら「デジタル給与」について取り上げられていました。

給与をもらい、給与を計算し、給与計算技術能力検定1級所持(笑)の私が思ったのは

  • これ以上給与計算・振込の煩雑な作業が増えなければいいな
  • スマホ持っていない人はどうする想定?
  • ○○ペイ使っているけど現金振り込みでも支障ない

ということです。取り上げられていたメリットデメリットをふまえて内容を見ていこうと思います。

給与支給とは?

労働基準法で給与は「手渡しをする」ことが義務付けられており、例外として労使双方の同意のもと「銀行振り込みが可能」です。社労士受験生には超おなじみの項目ですが、世間一般からしたら「は??今時手渡しとかないでしょ」という反応です。

労基法では銀行振り込みまでしか想定しておらず、「給与のデジタル払いは現行法では不可」となっており、今後法改正をし、デジタル払いを制度化する方向で進められるようです。

デジタル払いのメリット

メリットは多岐にわたると思いますが、今回以下の3点について考えてみます。

銀行口座から現金を下ろす手間が省ける

街頭インタビューでは「現金を下ろす手間が減る」という好意的な回答がありました。正直、銀行振り込みでもスマホ決済の入金用口座に紐づけすればATMで下ろさなくてもアプリ上でチャージが出来るので、ユーザー側で大きなメリットにはならなそうです。私は給与口座とペイペイを紐づけてチャージできるように設定してます。

外国人労働者への給与支給がしやすくなる

現在、外国人の銀行口座開設はとてもハードルが高く、給与を口座払いにしたくてもなかなか難しい場合があります。そうなると今までは「現金手渡し」をする以外方法はなかったのですが、もしデジタル給与が認められれば、この問題を解決する大きな進歩になりそうです。

私が担当したことのある中華料理屋さんはほとんどの従業員が中国人で、100人前後の大所帯ですが、毎月全員手渡しをしていたので安全面からもデジタル給与は有用だと感じます。

銀行に行かずに給与振り込みが出来る

情報番組では、「給与支給のために経理の人が銀行の窓口に並んで、振り込みの手続きをしている」と説明していましたが、私が給与計算を担当していた会社はほとんどネット振込だと聞いているので、このコメントはちょっと大げさだと感じました。

確かに、窓口で手続きをしている会社、毎月社長がATMから一人ずつ振り込む会社、毎月銀行の担当が来訪して給与データを受け取ってくれる所などまだまだアナログな方法の会社もあるため、もしデジタル給与が解禁されれば、これまで当たり前に行っていた振込方法を見直し、業務の軽減につながるかもしれません。

なお、銀行を介せずデジタル給与として支給が出来れば銀行への振込手数料が軽減されるため、手数料のことのみ考えると会社側には大きなメリットとなります。

デジタル払いのデメリット

便利なものの裏には半面気を付けるべきポイントも隠れています。私が思うデメリットは

スマホ決済ができない人もいる

これは私の母親です。ガラケー所持、通販は電話で注文し代引き。スマホは何となく怖いから持ちたくない。いつもにこにこ現金払いがモットー。

という状態です。幸い現役世代ではないので、給与がデジタル化されようが影響はありませんが、今後どんどんキャッシュレスが普及すると「現金が使えない」という場所が出てきそうでちょっと不安です。

現役世代の方でもみんな100%スマホ決済が出来るとも限りませんし、学生バイトでまだスマホを解禁していない子もいるかもしれません。そのため、現金払いと併用できるとより現実的だと思います。

停電時の決済不能や使用できる場所の少なさ

震災や台風など、幾度となく停電に見舞われたことがあり、その都度不自由が生じていました。ここに電子決済サービスが加わると、、、お金が使えないという大きなデメリットが生まれる可能性があります。これはクレカも同様です。結局、有事には現金がなにより強くなります。

また、○○ペイは使える場所が限られており、都市部と地方での普及率もまったく異なるため、デジタル給与が実現するのであれば、益々キャッシュレス事業を普及させる必要があるとおm

結局は現金が必要なケースがある

住宅ローンの支払いやクレカの支払い、公共料金など、銀行引き落としになっている方も多いと思います。こんな時、全額デジタル給与だと逆に銀行に入金する必要が出てしまうため、案外使い勝手が悪くなるのかもしれません。

お金の使い方が荒くなるかも

これはそれぞれの価値観ですが、私は結構アナログな方なので、財布に現金が入っていて、そこから計画的に使っていきたいタイプです。これが給与全額○○ペイになると、「課金感覚で多めに使ってしまいそう」です。残金が現物か画面上の数字かの違いですが、意外と大事な感覚だと思っています。

給与振込先の多様化による手続きの煩雑化

殆どの会社が、ファームバンキングを使ってボタン一つで済むケース、一人ひとりネット振込やATMから送金するケースあると思いますが、これに○○ペイへの支払いが増えるとなると、給与計算ソフト側で振込データ作成の難易度が下がらないと、支給手続きをする方は物凄く手間が増えて面倒になるのが目に見えます。

それもミスが許されない給与支給です。出来る限り手作業をなくすことがミスの防止につながるので、その辺のシステム作りも同時進行ですすむといいなと思います(すでに進めているシステム会社あるでしょうね)少なくとも今までの給与支給に罹っていた手間が2倍になるような状況だけは避けたいところです。

現時点で考える落としどころ

私が現時点でこうだったら便利だなと思うのは

  • 現金とデジタル給与の金額を従業員が任意で選べる制度

です。今でも給与第一口座、第二口座と2か所に分けて入金できる方も多いのではないでしょうか?それと同じです。

  1. 第一口座を現金としてローンや引き落とし用にする
  2. 第二口座を○○ペイにして、生活費の決済等で使用する

いかにも日本人らしい折衷案です。これがいつの間にか定着して、ローンの支払いも○○ペイから出来るようになったりして、どんどん便利になっていけば、世の中ほぼキャッシュレスになるのでしょうね。

安心・安全・便利・誰もおいていかない制度、を実現してくれたらいいなと思います。

 

それではまた!



ママ社労士
ままてぃー
2018年合格、2019年社労士登録 一児の母です。 モットーは なんとかなる なんとかする なんとでもなる