こんにちは!
ママ社労士のままてぃーです。
先日社労士会の他支部のセミナーをオンライン受講する機会に恵まれました。動き回る子供と格闘しながらの視聴だったので中々大変でしたが、日々の業務で悩んでいたことや疑問に思っていたことの解決のヒントになるようなとても良いセミナーでした。
HRテクノロジーとは
人事労務業務をクラウド型サービスを利用することで、社労士側も顧客側も高品質で無駄の
ないサービスを享受できる可能性が広がるものと私は理解しました。
職場の現状は?
以前より、私が勤めている事務所では電子申請をとあるクラウドサービスを使用し、利便性も良く概ね満足しています。しかし給与計算は○○会計というソフトを毎年購入・更新し使用しており、クラウド上にそのデータはありません。
給与計算や社会保険の手続きは非常に大切な個人情報を扱うため、各事務所でセキュリティのことも含め対応は様々だと思います。
私個人の希望としては、業務に関する手続きの一切をクラウド化してほしいです。そうすることでテレワークや出張先からデータにアクセスできることで利便性が格段にアップします。育児中の身として、保育所がいつまでも決まらず復職できないとなった時にテレワークができればとても大変だけど自宅で仕事をしながら子供を見ることも可能だからです。
今後、自分の職場で導入されるかは従業員の働きかけ次第だろうと思うので、メリットデメリットをしっかり踏まえてPRできればと思います。
苦手意識
「なんとなく情報漏洩が怖いからクラウドは使いたくない」という感覚で導入していない事務所も多いのでは?と思います。実際私もあまり新しいものは苦手で保守的な考えを持っています。自分が不勉強だからこそ「よくわからないから嫌」と舵を切ることも多く今まで多くのチャンスを逃したとも思ってます。
良くも悪くも「働き方改革」が叫ばれ、なかなか浸透が難しい中小企業ですが、このコロナの影響で一気に進んできている実感はあります。(運用に問題はだいぶありそうですが)
エイヤーで変える、その時期がきているのかもしれません。
電子申請は誰のため?宝の持ち腐れ
今まで主に社保、雇保の諸手続きは電子申請にて行ってきました。職場でいれているシステムでは、クラウド上にお客様から従業員情報をアップしてもらい、それを社労士が活用して申請することが出来るようになっているのですが、その機能を使っていません。
お客様からのデータはPDFやFAX、メールにベタ打ちでもらい、それを職員がクラウド上にアップして申請をします。つまり紙申請でなくなっただけで、手間としては職員が手書きする必要が無くなったことだけで、お客様の手間は特に変わってないのです。
それなら「お客様にクラウド上にアップしてもらえば良い」のですが、これが案外ネックで、PC慣れしていない企業の方も多かったり、お客様の会社で既にデータベースがあるので2か所にデータを上げるのが面倒、ダブル管理になってしまう。。。等一筋縄でいかないことも多く、とん挫することがありました。
HRテクノロジーを活用して自分がしたいこと
上記のように、電子申請ひとつとっても「やり方をかえる」というのは物凄くエネルギーを使うことです。しかし、これからどんどんIT化が進む中で避けては通れません。
社労士の仕事がなくなる?
IT化が進むことやAIの発達でよく〇〇の仕事がなくなると言われます。社労士の仕事の中にも単純な申請や給与計算などは今後AIに取って代わられる分野だと思います。
わたしはそうであってほしくて、正直淡々とした「作業レベル」の仕事に時間を取られるのが勿体ないと常々考えています。自動化できるところは自動化された方が人為的ミスも減り、スピードも上がります。もちろん制度設計はとても時間が掛かりますし、親データを間違えたら望んだ結果になりませんが、個人的には致命的な失敗にまではならないと思っています。
また、給与計算に限定して考えると、「タイムスケジュールが命」の仕事です。個人事務所の先生方で従業員0人の場合、お客様の給与計算を担っている以上、自分が倒れたらお客様の給与も止まる…という大きなリスクを抱えています。
私はもしも将来独立して事務所を構えることとなったら給与計算業務は請け負わないつもりでいます。(食えないと言われるかもですが)その代わり、お客様が社内で計算できるようシステム導入のお手伝いをしたり、毎月の計算で必要なサポートをするようにしていきたいと考えてます。そのためには多くの会社の計算システムを知る必要があるので日々研鑽ですね。
空いた時間に何をする?
さて、もしIT化、AIのおかげで時間が空いたら…
3号業務に時間をかけられる!それに尽きると思います。日々の仕事で時間を取られるのが、申請作業や処理済みの決定通知を加工してお客様に送信・・・というような慣れれば誰でも出来てしまう仕事です。それが無くなれば
「問題社員がいて処分にこまっている」
「これはハラスメントですか?」
「社員がプライベートで交通事故を起こしたが懲戒していいのか?」
「人事制度を見直したい」
「従業員教育に力をいれたい」
↑のような「答えが一つではない相談事」に時間をかけて向き合えるようになります。
まとめ
今回のセミナーを視聴して、私なりに考えたことは
- 自分が仕事をしやすい環境は自分で作る。
- 上手に周りを巻き込む。
- そしてみんながWIN-WINの関係になる。
自分が無理すれば今までは済んでいた事も見直して、説得力のある提案ができるようにリサーチを続けていきたいです。
それではまた!