こんにちは!
ママ社労士のままてぃーです。
以前乳腺炎にかかり苦労したことを記事にしましたが、ついに断乳をいたしました。私がどんな授乳期を過ごし、断乳を決意・実行したのかどなたかの参考になればと思いご紹介します。
難航した母乳育児の幕開け
私が出産した病院は地元では有名な母乳育児推進派。私自身は元々母乳育児にこだわりはなく、なんとなく混合かな?などと思っていました。私の母もそうだったように…
産後すぐ母子同室がはじまり、授乳マラソンの火蓋が切って落とされました!
我が子は吸い付くのが上手でなく、上手く飲めなくて入院中ひたすら練習しましたが一向に改善せず、搾乳した母乳を哺乳瓶にいれて飲ませていました。
一抹の不安をかかえ、産後のメンタルボロボロのまま退院。その一方で胸は産後すぐに張るようになり、母乳が比較的出る方で需要と供給のバランスが合わず最初から激痛に悩まされました。
退院後も週一で母乳相談室に通い、一か月するころには、我が子も直母が上手くなり、哺乳瓶を使わなくても大丈夫になってきました。それでも痛みは続きましたが。
そしてやがて乳腺炎にかかり、高熱・激痛からの穿刺で超激痛という体験をし。もう二度と乳腺炎に罹りたくないと心に決めました。
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↑里帰り中に、直母が上手くいかないことに悩んで悩んで検索して見つけた本です。ブログもあるので一度見てもいいかもしれません。
だいぶ楽になってきた
私にとっては、里帰りはとても体の負担が軽減されてありがたかったのですが、産後のメンタル崩壊のおかげで、ありがたいはずの実家にいることが精神的に辛くなってしまい申し訳ない気持ちでいっぱいでした。変に気を使いすぎたのかもしれません。
里帰りがおわり、自宅に戻るころにはだいぶ状況も落ち着き、また、産後のメンタルも自宅で他人に気を使わなくてよくなったことから徐々に復活。
そのころには、ちゃんと吸い付いて上手に飲み、乳首の灼熱感のある痛みもいつの間にかなくなったので、これからは快適授乳ライフだと信じていました。
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↑痛くて痛くてつらかった乳首をガードしてくれたクリームです。ベタベタですが愛用してました。
母乳相談室に通い続ける
それでも、張りやすく、たくさん飲むタイプではなかったため、つねに胸はパンパンで体が辛く、毎週母乳相談室でケアをしてもらう日々が続きました。
ほどなくしてコロナ禍もあって、同じくらいの子供をもつ人と交流することも出来ず、近所に友達もいない環境なのもあり、ひきこもる日々でしたが、幸い母乳相談室に定期的に通っていたため、助産師さんに育児相談や、悩みをきいてもらうことが出来たので、ひどく落ち込むことはありませんでした。
子供が生後半年を超えた頃から、私の暴れる乳もだいぶ落ち着いてきて張りも収まってきました。そのため、通うのは月1回程度に減少。
この子はおっぱいを必要としているのだろうか?
もともと生まれた当初から少飲小食。授乳時間になっても飲みたくなさそう。だっこしても暴れ飲み。殴る蹴る(笑)私は何のために授乳しているのだろうとずっと悩みました。
今思えば、飲みたいタイミングじゃないときに無理やり飲ませてたんだと思います。あまり泣いて要求するタイプでなかったことも相まって、「3時間おきに授乳せねば」という義務感に駆られて子供の気持ちを考えてあげられなかったんだなと感じます。
そんなこともあり授乳時間はわたしにとっては「凄く幸せハッピー」といえるものではありませんでした。
しかし、断乳を考えるころになると、子供が自ら私のほうにすり寄ってきて「パイパイ」といって飲みたがるように!
そして、断乳を考えていた私の気持ちはグラグラ。こんなに飲みたがってくれるならまだ辞めなくても…と揺れに揺れました。
が、
そのころ何回か調子が悪くなり、痛みを伴った事や、秋に復職する予定があるため真夏になる前に断乳した方がいいと判断し、決意。
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↑体が痛くてつらかったころに夫が探して買ってくれた本です。体の動かし方が分かりやすくイラストで紹介されでます。
断乳か卒乳か
母乳育児を始めるまで、わたしは断乳と卒乳の違いを知りませんでした。
- 卒乳:徐々に回数を減らしていつの間にか飲んでいない感じ
- 断乳:日にちを決めてスパッとやめる
ざっくり表現すると↑のようになります。
わたしはそれまで卒乳のイメージだったのですが、助産師さんには、私の場合は卒乳だと乳腺炎になる可能性があるからお勧めできないと断言されました。おっぱいの状況は人それぞれなので、あくまで私の場合です。
もし断乳となれば、真夏と真冬は体調も気持ちも不安定になりやすいので、穏やかな季節の方がより安心と言われていたので、ついに決断し、5月末に決行することにしました。
断乳のスケジュール
- 断乳一週間前→母乳相談室でケアしてもらう。子供にはカレンダーを見せて断乳のことを伝える。
- 断乳当日→朝ごはんの後の授乳をもって断乳。その後は辛すぎたら6時間以上あけて少し楽になる程度に搾乳。夜間は搾乳しない。
- 断乳2日後→朝、自分で出来るところまで搾乳する。その後母乳相談室で仕上げてもらう。
- 断乳一週間後→母乳相談室でケア
- その後は状況を見ながらケアするひっていを調整
子供にどう伝えたのか
あまり深刻に話すと急に執着したり不安定になる子もいると聞いたので、努めて明るくお話。それと、わたしは授乳しながら子供に「今まで飲んでくれてありがとう」「お母さんはとっても嬉しかった」というような感謝の気持ちを繰り返し言葉で伝えました。これは私自身に言い聞かせていたのかもしれません。
私の結果は・・・
断乳当日・翌日
夫が休みの土日を利用したので、断乳後私は張りのため痛みがあることから、お世話やお風呂はすべて夫にお任せ。公園に連れて行ってもらったりして気分を紛らわせてもらいました。2回ほどギャン泣きされたものの、諦めたのかあまり深入りしてきませんでした。想像通りあっさりか?
ビビっていたのですが、痛くて眠れないというほどにはならず拍子抜け。
断乳二日後以降
朝一での搾乳は1時間かかりました。風呂場でうずくまりながら。あまりに暇で、YouTubeで阿佐ヶ谷姉妹を見ながら(笑)実に有意義に過ごしました。
母乳相談室ではしっかり絞ってもらい、からっからの状態で帰宅。
その後自分で搾乳したのは1回だけで5分くらいで納める程度で十分でした。
断乳1週間後
母乳相談室でみてもらいましたが、とても順調との事で、トラブル無しで断乳完了しました。次は3週間後の受診です。
断乳後の子供の様子は?
- お風呂に入ると「パイパイ」とささやき欲しがるそぶりを見せたものの、もうないよと言って諫めれば諦めた。(私のぱいにはマジックで顔を書いてました)
- いままで離乳食をちゃんと食べなかったし、座ってくれなかったのが爆食&完食するまで着席するように!
こう結果を見ると、断乳を決意したのは私の都合ですが、この子にとってもベストなタイミングだったのかもしれません。
今思えば、あの時こうすればよかったと思う所は沢山ありますが、今、美味しそうにご飯を沢山食べてくれる姿を見ると、これから先、美味しいご飯を食べてもらえるように頑張ろうと思えます。
なぜわたしは完母なのかと思い悩んだこともありますし、母乳でもミルクでも育てばいいと思う一方でせっかく母乳出るのにもったいないと思うことも有ったり、とにかく悩みに悩んだ1年半でした。
母乳でもミルクでも楽なことは全くなくて、みんなそれぞれ思い悩みながら子供と一緒に成長するんですよね。夫も私の体を気遣って沢山協力してくれました。
私は授乳を通して沢山のことを学びました。一番感謝しなければならない相手は我が子だと思います。
断乳したらしたで水分をあまりとってくれず、暑い時期ですし心配で胃がキリキリしますが、ペースを見ながらこれからも見守ろうと思います。
断乳後、私の体はとても調子が良く、肩こりも減って腰痛も軽減されました。とりあえず、自分にもお疲れと言いたいです。
今回は私の経験した母乳育児と断乳についてでした。繰り返しになりますが、とある一人の経験談なので、人それぞれ向き不向きがありますから、不安があれば専門家に相談して素敵な育児の時間を過ごしてくださいね。
それではまた!