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働きながら社労士試験に合格できるか?

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こんにちは!

ママ社労士のままてぃーです。

今回は、きっと一度は考えたことがあると思われる「働きながら社労士試験に合格できるのか?」を考えてみます。

合格者の分布は?

2020年の試験結果によると合格者の内訳は以下のようになっています。

  • 会社員58.4%
  • 公務員8.1%
  • 無職13.2%
  • 自営業4.8%
  • 団体職員4%
  • 役員3%
  • 学生1%
  • その他7.5%

こう見ると、何らかの仕事をしながら合格された方がおよそ78%となります。仕事といってもフルタイムだったりパートだったり、残業が多かったり、定時で帰れたりと皆さんの環境はそれぞれ違うと思いますが、決して「勉強だけに専念しないと合格できない資格」ではないと言えます。

私は勉強をしたことはないですが、司法試験や公認会計士等は働きながらではなく、勉強に専念しているケースも多く見ているので、それに比べればちょっと心に余裕がもて(ないか…)。

合格後の登録の場で出会った方たち

社労士会へのとうろくをした際に、グループに分けられ簡単な自己紹介や名刺交換などをする機会をいただきました。

この時たしか10人前後だったと思いますが、皆さんバックグラウンドが全然違く、受験の苦労話からなぜこの社労士を目指したかなどを聞けたのですが、とりわけ印象に残った方がお二人います。

某有名企業の代表取締役社長

名刺交換をした際に、見たことのあるロゴが目に入りました。自己紹介では会社で役員をやっているが60代になりこの先を考え受験を決意、勉強を通して今まで労務のことは社員に投げっぱなしで自分は無理難題ばかりぶつけていたことに気づかされたとおっしゃっていました。

少しお話が出来る時間があったので声をかけさせていただくと、とても腰が低く、自分が持っている有名企業の社長のイメージではなくとても包容力があるように感じました。私は社労士事務所で働きながら資格取得でしたので、その社長から「実務についてはなにも分からないのでゼロからです。ぜひ教えてください」とお言葉をいただきました。その場の社交辞令だとは思いますが、それほどの立場の方が、娘世代の人相手に「自分が持ち合わせていないこと」を明かし教えてほしいという発言がどれだけ勇気のいる事だろうと。

どうしても「試験合格者=なんでもきかれて分からなくちゃ恥ずかしい」と思って知ったふりをしたり、何となく会話を合わせることも出来るのでしょうが、本当にできる人は、誰に対しても学ぶ姿勢を持つものなのだと実体験を通して感じ、私自身がとても勉強させていただきました。

開業予定の名刺をくださった方

もう一人は、○○社労士事務所(開業予定)と書かれた名刺をくださった方です。

8月の受験以来、自己採点では合格していることから、先を見据えすでに開業準備に入っていました。特に社労士事務所等での経験はないそうです。

私は石橋をたたき割るほど叩くタイプなので、開業後の目途が明らかになるまで動けないネガティブ思考であり、この方の行動力がとても羨ましく思いました。今流行りの「自己肯定感」が低いのかもしれませんが、「自分はまだまだです」と何度言っただろうか、それは逆に逃げのセリフなのではないか、今でも自問自答の日々です。

すぐにマネできるわけではないし、生活の背景やおかれた立場、やりたい事のビジョンは人それぞれなので比べるわけではありませんが「行動力」において、とてもお手本にしたい方だと思いました。

予備校で出会った方たち

私が通っていた予備校では、担任講師がクラスを纏めるのがうまく、数回飲み会などを行い、親睦を深める機会がありました。

その中で、いつも早くからきて自習をしている人、土日の自習室でよく見かけていた人、年配の方で凄いなと感じていた人とお話ができ、連絡先を交換したりと交流が持てたのですが、50代くらいの方が比較的多く感じられ、お仕事もとても忙しく、役職のついている方が殆ど、そんな中時間を作って皆さん勉強されていました。

他には現役引退し、確か70代のは予備校まで2時間以上かけて週に二回夜間通って学習を続けられました(元労働局の方との事)

社労士事務所で勤務しながらそのクラスに通っている人はさほど多くなく、人事総務関係のお仕事の方や、まったく関係ないお仕事の方もいて、そんな中で「社労士事務所で働いてるのよね?〇〇って実際はどうなの?「実務ではこれどうかんがえるの?」など聞かれることも多くありました。(講師から聞かれることも)

資格取得後の道筋

皆さん共通していることは、資格を取るだけではなく、取得後のことを考えていることだったり、法律だけではなく実態はどうなっているのかを知りたいという「向上心」がモチベーションを保つ一つの要因なのではないかということです。

勿論、「合格」が目標でも全く問題ないと思います。資格コレクターだって合格しなければなれませんし、「合格までのプロセス」がとても大事で、自分の中にノウハウとして残り、更なる高みを目指す礎となるからです。

まとめ

話はズレましたが、「仕事をしながら受験勉強は出来るか?」という問いには私は「YES]と答えます。

1回で合格は確かに難しいかもしれませんが、仕事をしながら何かに打ち込み合格を勝ち取るという経験は、合格後自分に大きな強みとしてリターンがあるでしょう。学生時代「文武両道」を目標にされた方もいるかもしれませんが、それに似ています。仕事も受験勉強も(家庭も)自分の置かれた環境下で目いっぱい頑張ってみることが、合格する力を引き寄せると信じています。

勉強だけしていればいい環境が欲しいと思うかもしれませんが、時間があると案外ダレることもあったり。。。

ですので、できれば残業や休日出勤とかはコントロールできれば良いのですが、自分なりの時間づくりをして、勉強時間を作ってほしいなと思います。

それではまた!



ママ社労士
ままてぃー
2018年合格、2019年社労士登録 一児の母です。 モットーは なんとかなる なんとかする なんとでもなる